履歴書に空白があれば減点され、キャリアの途中で立ち止まれば「遅れ」とみなされる。
けれどその空白には涙や努力があり、誰にも見えない物語が刻まれている。
私が綴る透明な履歴書は、そうした声をすくい上げるための挑戦だ。
履歴書の空白は減点ではなく物語
出産、介護、闘病──女性が生きる中で立ち止まる瞬間は誰にでも訪れる。
それでも履歴書には「空白」としてしか記されず、社会は減点方式で判断してしまう。
私自身も病と向き合う中で、綺麗から遠ざかり、女性としての自信を失ったことがある。
だからこそ言いたい。空白は欠落ではなく、生き抜いた証なのだと。
多様な生き方を選ぶ時代に
在宅ワーク、オンラインの活動、副業やフリーランス。
社会の形が変わりつつある今、女性は「一つの生き方」だけを選ばなくてもいい。
私も広告ディレクターとして制作を担いながら、モデルやアーティストとして表現することで、
不完全な自分を肯定できるようになった。
誰もがひとりぼっちではなく、居場所を持てる時代になりつつあると信じている。
女性と社会をつなぐ物語
透明な履歴書に綴った日々は、私個人の体験でありながら、多くの人の声を代弁している。
誰もが抱える痛みや葛藤を共有することで、社会と人がつながる。
そして、どんなに小さくても「生きてきた足跡」は消えない。
あなたが歩んできた道もまた、誰かを勇気づける物語になる。
それを私は、自分の言葉で伝え続けたいと思っている。
透明な履歴書を読む
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読者の皆さまへ
社会の枠に収まらない生き方を選んだとき、不安や孤独を感じることは誰にでもある。
けれど、その影の部分さえもあなたの物語であり、かけがえのない一部。
私は自分の空白を言葉に変えた。
あなたが抱える空白も、いつか誰かの希望につながると信じている。
この文章が、少しでも心を軽くする灯りになりますように。