綺麗から遠ざかり、未来が途切れ、履歴書に空白が広がっても、それでも歩き続けた日々。
透明な履歴書は、私が自分を諦めずに生きてきた証明であり、再起の物語そのものだ。
空白は減点ではなく、物語になる
履歴書に空白があるだけで減点される社会。
けれど、その空白にこそ涙や葛藤が刻まれている。
自己肯定感とは完璧になることではなく、不完全さを抱えながらも前に進むこと。
私は透明な履歴書を通じて、その空白を「物語」に変えてきた。
闘病と孤独の夜に
女性としての自分から遠ざかっていく感覚に、何度も心が折れそうになった。
病室の冷たさは、鉄格子のない牢屋のようだった。
未来が見えず、いつかという希望さえ信じられなくなった日々。
それでも声を届けることで、私は「まだ生きている」と証明できた。
その小さな証明が、自己肯定感の芽になった。
居場所をつくる力
居場所は与えられるものではなく、自らつくるものだった。
オンラインでつながった人たちが、孤独をほどき、再起のきっかけをくれた。
泣きながらでも歩いたから、今の私は強さと儚さを併せ持っている。
自己肯定感とは、傷だらけの自分を抱きしめ直すことだと思う。
人生をアートに変える挑戦
透明な履歴書は、ただの記録ではない。
絶望や喪失を、美しい言葉に変える挑戦だ。
綺麗から遠ざかっても、物語を描く力だけは残った。
透明な時間も、書き残せば私の履歴書になる。
それは、私にとっての自己肯定感の証明である。
透明な履歴書を読む
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読者の皆さまへ
人生には光と影がある。
苦しみも涙も、決して私だけのものではない。
私は、この物語を「みんながひとりぼっちにならないように」と願って書いている。
自分を責め続けた日々があったからこそ、今は誰かに声を届けられる。
どうかこのページが、あなたの心に寄り添う小さな灯りとなりますように。