Kotori Kawashima

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透明な履歴書について

「何もしなかった期間」なんて、本当にあるのでしょうか。
これまでの履歴書は、効率や成果だけで人を測ってきました。そこから漏れた時間は「空白」と呼ばれ、隠すべきものとされてきました。
けれど、動けなかった時間にも、沈黙していた時間にも、そこには確かな鼓動がありました。「透明な履歴書」は、評価のための書類ではありません。病気や挫折、名付けようのない停滞期。 社会が「正解」と呼ばない時間を、静かに、透明なまま記録するアーカイブです。
あなたの人生から、なかったことにされていい時間など、ひとつもありません。

川島琴里について ─
「透明な履歴書」を始めた理由

語られない時間も、人生の一部として。

このサイトに綴られている物語は、誰かの同情を誘うためのものではありません。
川島琴里は、警察・医療・福祉に深く関わる家系に生まれ、日常のそばに「命や暮らしを守る仕事」がある環境で育ちました。
幼少期より、病院に通う時間を多く抱えた子ども時代でしたが、そこで培われたのは、自身の不遇を嘆く感情ではなく、「弱さを責めない」「沈黙を尊重する」という、静かなまなざしです。

その背景は、競争や誇張よりも、人の尊厳を守ることを優先する
現在の活動の根幹を成しています。

「透明な履歴書」という立ち位置
川島琴里は、血液内科領域の難病と共に生きる当事者でもあります。
しかし、その経験を「感動的なコンテンツ」として消費させることはありません。
病気や挫折は、語る義務のある物語ではなく、本人が選択できる「人生の一部」だからです。

Section.01

透明な履歴書とは

About

人生を消費しないための記録。

人が社会に見せる履歴書には、常に「正解」が求められてきました。学歴、職歴、資格、実績。
評価しやすく、比較しやすい情報だけが並び、その裏にあった時間や事情は、最初から「なかったこと」として扱われます。

「透明な履歴書」は、そうした社会のフォーマットからこぼれ落ちてきた人生を、
評価や感情を加えず、静かに記録するプロジェクトです。

病気、空白期間、遠回り、沈黙。
履歴書には書けなかったその時間にも、確かに人生は流れていました。
これは、誰かを勇気づけるための啓発活動ではありません。
「生きてきた」という事実を、消さずに残すためのアーカイブです。

Section.02

社会的背景

Background

見えなかったのは、個人ではなく制度だった。

世界が変わったあの日から、多くの人が生き方や働き方の再選択を迫られました。
新しい可能性が広がる一方で、制度の想定外にいる人々の存在が、浮き彫りになりました。

地方と都市の医療アクセス格差。
フリーランスに届かない保障。
「標準的な人生」から外れた瞬間に、急に脆くなる生活基盤。
問題は、個人の努力不足ではありません。
制度が想定していなかった生き方が、可視化されただけでした。

「透明な履歴書」は、その「見えなかった構造」を、
川島琴里という個人の視点を通して、静かに照らし出します。

Section.03

生き方としての挑戦

Challenge

表現者と裏方、その境界線で生きる。

川島琴里は、広告ディレクターとして長く「裏方」の仕事に携わってきました。
誰かの言葉を整理し、誰かの物語を社会に届ける。
「人がどのように誤解され、消費されていくか」を現場で見てきたからこそ、自身の表現においては、安易な消費を拒みます。
一方で、音楽や朗読を通じ、ビジュアルの前に立つ「演者」としての顔も持ちます。

裏方と演者。
相反するように見えるこの二つの視点を行き来することは、現代における新しい生存戦略であり、働き方そのものです。
説明しすぎず、断定せず、受け取る側に解釈を委ねる。
このプロジェクトは、境界を越えて生きるひとつの実践記録でもあります。

Section.04

信念とメッセージ

Belief

強さではなく、尊厳を残す。

このプロジェクトが語るのは、困難を「乗り越えた話」ではありません。
弱さを武器にすることも、強さを誇ることもしない。
どんな状態であっても、人は尊厳を持って生きているという前提に立っています。

人生は一度きりです。
だからこそ、他者からの評価や結果ではなく、「どう生きたか」を自分自身で引き受けることが大切だと考えています。
「透明な履歴書」は、弱さを肯定する場所ではなく、弱さを利用しないための場所です。

Section.06

Activities

Activities

音と言葉で、余白を描く。

本プロジェクトは、テキストだけで完結するものではありません。
川島琴里が歌うカバー楽曲、Spotifyでの朗読配信など、音楽と声を通じた表現を展開しています。
既存の名曲に敬意を払い、正式な許諾を得て紡がれる歌声は、言葉では伝えきれないニュアンスを補完します。
文章と音楽、その両輪で「透明な履歴書」の世界観を構築していきます。

Section.07

メディア関係者の皆様へ

Media

取材・掲載をご検討の方へ

「透明な履歴書」は、感動や告白を目的とした企画ではありません。
以下のテーマに関心をお持ちのメディア・研究者・企業様との、建設的な対話を歓迎いたします。

報道・掲載に適したテーマ例

  • 現代の働き方と生き方の多様性
  • 医療・福祉と個人の人生の接点(アドボカシー)
  • 表現と倫理、ストーリーテリングのあり方
  • 広告・メディアにおける人物の扱い方

取材・出演のご相談は、
お問い合わせフォームよりご連絡ください。

※川島琴里は2026年より「VIPタイム社タレント図鑑」掲載、キャスティング会社登録タレントとしても活動いたします。

Section.08

読者へ

Readers

あなた自身の「透明な履歴書」を重ねてください。

このサイトに書かれているのは、正解でも答えでもありません。

読んだ人それぞれが、自分の人生の空白や沈黙にそっと重ねるための「余白」です。
SNSでは #透明な履歴書 のタグを通して、読者自身の言葉も共有されています。

ひとつの人生が、別の人生を照らす。
その静かな循環を、ここから広げていきたいと考えています。

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作品の使用や掲載、取材のご依頼もこちらからご連絡ください。

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